良い意味で一つの転機になりそうなアルバム。
このアルバムでは、それまで共作してきたサウンドプロデュース・チームのDiamond◆Headを解体し、音作りに本人が大きく関わっています。今までのアルバムと比べ、しっかりした堅さと厚みと響きの低音をベースにする音作りが凝っています。優秀録音とは違う意味で、非常に良い音です。
ボーカルも今までのように個性に頼った歌い方でなく、それを超えて歌っている印象。商業的にこれまでのアルバムと比べ成功するかどうかより、将来性がはっきりと確信できる点に注目です。ボーカルスタイルが先に出過ぎて味が薄いと、今まで敬遠していた人にも、勧められるアルバムです。
この調子で、ボーカルスタイルに頼らない、実力派への道を目指して欲しいと思います。
「見えない光」はロンドンのSony Musicスタジオ。Peter O'TooleのElectoric Bouzouki、ベース、アコースティック・ギターと、Sharon Shannonのアコーディオンが加わる。ドラムは臼井かつみさん。 分厚い音に歌が負けていません。
「Hello」も臼井かつみさんのパワフルなドラムが聴けます。バンド形式で収録していて、中盤の電子ドラムに比べて、「やっぱり生だな」と思わせます。松田“FIRE”卓己氏のベースも音が重くてかっこいい。
分厚いサウンドを大音量で聴きたくなるので、難聴になりそうなアルバム。しかし、ジャケットに写った美味しそうなギター Gibson Les Paul Junior Double Cutaway を食べたらこんな味かもしれない。
最高
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