ISP選び in 川崎

Top Page Last updated:2001-05-16

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お待たせしました(誰も待ってないって、、)。プロバイダ選び実例編〜第2弾です。

 今回は、引越しをした自分のために「ISP(プロバイダ)の選び方」を参考にして、1998年8〜11月の時点でアクセスプロバイダを選んでみました。必ずしもこの結果がベストであるとは思いません。あくまでも、実例を参考にしていただくことが目的です。では、自分のためにプロバイダを選ぶというシチュエーションから生じる緊迫感(?)をお楽しみください。

注意)ここに書かれている情報は1998年9月頃の情報ですが、正確でない場合があります。直接プロバイダーのホームページで確認することをお勧めします。

川崎市にADSLを!

東京めたりっく通信*が、ADSL*を使った接続サービスを1999年秋から開始します。川崎市でのサービス提供予定は未定ですが、仮予約が多ければ早期に提供される可能性が大きくなるそうです。興味のある川崎市民のかたは、仮予約をしておきましょう*。

サービス概要

アクセス速度は、電話回線の品質にもよるが、1メガビット前後(ベストエフォート)。料金は月額使用料が一般で5千円台(電話料金は必要なし)。

私が置かれている現在の状況 (1998.8)

現在使用している主なプロバイダとその問題点を挙げてみる。
以前使用していたのは大阪(06)/ISDN−AP(=アクセスポイント)。

当面は川崎(044)からINSテレホーダイ(隣接)INSエリアプラスで、IIJ4Uの東京(03)/ISDN−APを使用する予定。

 全般的に比較的安定したサービスを提供し、アクセスポイントのビジーもほとんど皆無であった。メール転送の設定が2箇所出来るのは便利。
 第一、日経ネットナビ98年7月号、インターネットマガジン 98年5月号、日経ネットナビ 98年1月号、日経ネットナビ 97年7月号のそれぞれで「ユーザ満足度調査 1位」のプロバイダーを簡単に捨てられるのか???

問題点

  1. 川崎(044)には、APが無い。
  2. 提供されるホームページの容量が2MBでCGI等が不可。写真を主なコンテンツにしている関係上、容量が欲しい。
  3. メールの保存期間が設けられている。

 主にWebサーバー利用を目的に契約。CGIと一部のコンテンツ(コレのこと)はこちらのサーバーに置いている。
 また、旧来からの会員の特権として、1999年3月までは保存期間や容量制限が無く、他プロバイダ経由での送信が可能なメールサーバー(meshサーバー)を利用できる。主にメーリングリストの受信に使用し、IIJ4U宛てのメールもこちらに転送して見ている。
 不満の声もよく聞くプロバイダだが、古株用メールサーバーは安定しており、Webサーバーもwww2eサーバーは比較的安定している。大阪APでのスループットも、悪い印象は無い(逆にIIJ4Uより良いときも有る)。

問題点

  1. 来年からは、BIGLOBEのメールサーバーを使用しなくてはならない。(今が良すぎるだけ?)
  2. 予算上の問題から、出来れば従量制の「わいわいコース」に変更して、非常用にしてしまいたい。

 当面は川崎(044)からINSテレホーダイ(隣接)INSエリアプラスで、IIJ4Uの東京(03)/ISDN−APを使用する場合、快適(高いスループット等)で安定した利用が可能と思われるが、以下のようにコストがかかるので、選択基準をある程度満たせば、川崎(044)区域のAPの有るプロバイダに乗り換えたい。

1ヶ月50時間程度利用した場合

\2,000 / BIGLOBE
\4,900 / IIJ4U
\2,400 = \4,800 - \2,400
^^^^^^/ INSテレホーダイ隣接 - INSテレホーダイ市内
¥350 / INSエリアプラス

合計 \ 9,650

これを尋常に予算分けした場合

接続プロバイダ \5,000 + Web&Mailサーバー 約\5,000

うっ。非常に豪気。

節約した場合

接続プロバイダ \5,000

\5,000も浮く。

サーバーに金をかけながら、節約した場合。(接続プロバイダの再度乗換えは覚悟の上)

接続プロバイダ \2,000 + Web&Mailサーバー 約\5,000

さて、具体的にはどこのことでしょう?\3,000浮く。


以上を踏まえて、プロバイダー選択の方針を決定(1998.9)

Web&Mailサーバーは別にする。(これは、別途検討)

接続プロバイダ

  1. 料金 \3000/月以下(月100時間前提)
  2. 入会金 \5000以下
  3. テレホーダイを使用
  4. ISDN(64Kbps)使用
  5. 年一括払不可
  6. 最低契約期間2ヶ月以下。1か月前までに申し出た場合、解約できること。
  7. 一身上の理由で、JPIXまたはInternet KDDに近い方がよい。
  8. 余計なサービスよりも、アクセスポイントへの接続とスループット重視
  9. アクセスポイントは川崎044

 

候補を調べる

プロバイダーエクスプローラで検索した。あまり安いところを検討しても意味が無いので\1800/月以上とした。

検索結果

ASKnet, avex network, DREAM★NET, Highway Internet, HIP-WEB,KCOM, KINET, M・Cインターネット, MTCI, NETAGE,ODN、telewayシリウス、The FSI Network, VC-net, α-WEB,グローバルオンラインジャパン, シスコムインターネット,ドルフィンインターネット, ネットラピュタ, ぷらら(計20件)

プロバイダーサーチで、もう一度とりこぼした分を調べてみる。

結果、追加したもの

AIRnet,BEKKOAME,Bremen-net,GIGANET,アセムネット (計5件)

さらに独自取材で追加したもの

People


明らかに条件に合わないものを除く (1998.9)

以下は、私の条件に明らかに合わないものであって、普遍的に良くないわけではありません。また、ここに記述された情報の正確性は保証しません。

avex network、ぷらら

深夜(23:00-2:00)は、月15時間+7円/分なので却下。

ASKnet、KINET、Bremen-net

解約の申請は2か月前までに必要。

BEKKOAME

IIJからだと、ホームページの表示が遅すぎて調べる気がしない。

GIGANET

学生専用料金なら月払可。私は関係ありません。

HIP-WEB

中身はDIONとGOLの仲介?(なぜ、出てきたのかは不明)

KCOM

大手プロバイダーではあるが、平日でも深夜にアクセスポイント利用率が非常に高くなっている。

M・Cインターネット、シスコムインターネット

年一括払。M・CインターネットはISDN64Kbpsが東京APのみ。

ODNとtelewayシリウス

 大手プロバイダーではあるが、深夜にアクセスポイント利用率が非常に高くなっている。プロバイダからの情報の情報(ビジー率リンク)を参照

 ODNは去年からその傾向が続いており、いまさら改善の期待を持ちにくい。telewayシリウスは、増強予定が12月下旬となっている。(1998年9月現在)

VC-net

解約の申請は45日前まで。

α-WEB

トータルα会員向け特別料金だった。「α」は「アルファ」です。この文字を使いたくないのも一つの理由?

AIRnet

最低契約期間が、月契約の場合はサービスの開始日から起算して初回のみ3か月。

残ったプロバイダー

グローバルオンラインジャパンアセムネットDREAM★NETThe FSI NetworkドルフィンインターネットネットラピュタPeopleMTCIHighway InternetNETAGE

計12社


詳細を調べてみる (1998.10)

とりあえず、安い順にホームページから情報取得。バックボーンの帯域は、プロバイダーサーチも参照。以下の情報は、1998年9月30日現在の情報ですが、正確性は保証しません。

( )内は、初期費用と月額(キャップ制の場合は上限)。初期費用は、キャンペーンを反映済み。

NETAGE(\0 \2,000)

ホームページの情報量が少ない。「入会金無料キャンペーン中」ではある。固定料金制は15人/回線以下(本当に15人だとビジー多発?)だが、アクセスポイントは新設した模様。ちなみに、Highway Internetが上流で、大阪NOC同士で接続。関東−関西のバックボーンを2回通ることになる。とりあえず、保留。

Highway Internet(\2,000 \2,000)

IDCと100Mbps接続かぁ。東京インターネットにも9Mbps。NSPIXP2にも100M-LAN。東京-川崎は1.5Mbps。アクセスポイントは新設した模様。これといって公開情報は無いが、以前と比べてホームページにこまめにメンテナンス/障害情報を掲載しているようだ。ちょっと好感。

MTCI(\0 \2,500)

新興勢力のMTCI。川崎は10月上旬にアクセスポイント増強予定。なんで、アクセスポイントが多いかというと、こういうわけだ!ということは、、、。ただし、川崎はこういうわけで大丈夫かも。しかし、そういう設備基準ならなぁ、、、。川崎 -128k- 東京 -3M- BT- NIS(うむむむ)。とりあえず、保留。

People(\0 \2,500)

比較的老舗のパソ通屋さん。ホームページにはお金をかけているが、肝心の公開情報がない。川崎のバックボーン帯域は非公開。主な上流はITnetとInfoSphereに100M-LAN(これは悪くない)。

DREAM★NET(\5,000 \2,900)

全国型。接続回線の混雑は無し。東京-川崎は1.5M。バックボーンはKDDとNSPIXP2に45Mなど、海外にも直接6M。悪くは無い。

ネットラピュタ(\0 \3,000)

準地域型プロバイダー。上位回線はAT&T Jens(3.0Mbps)、東京インターネット(3.0Mbps)。東京-川 崎 2.0Mbps。まあ、地に足はついている。

ドルフィンインターネット(\0 \3,000)

ちょっと大きめの準地域型プロバイダー。NSPIXP2に100M-LAN。あとは、IIJに12M。川崎-東京は6M。1回線あたり2.13人で、頻繁に増強しているようだ。好感が持てる。

The FSI Network(\0 \3,000)

全国型。鎌倉NOCからBT- NISが上流。情報公開なし。ちょっとアクセスポイントが多すぎるのでは?やばい匂いが、、、まったく、保留。

グローバルオンラインジャパン(\0 \3,000)

有明-川崎は512Kbps。国内は有明(東京2) -12M- 東京1 -6M- NSPIXP2(大阪でNSPIXP3にも接続)。海外にも直接45M(IDCはどこへ?)。ちょっと国内に弱そうだが、サービス地域はそれほど多くない。他のプロバイダーからの乗り換えなら、入会金5,000円が無料。普通。

アセムネット(\1,000 \3,000)

乗り換えは入会金50%OFF。メーリングリスト設置は1つ無料。情報公開なし。上流は横浜からBT-NISに128Kbps(!?)却下。(Webを見たところでは悪くないのだが、向きが違うし、、、)

KCOM(\3,000 \3,000)

上の方で一度却下しているが、10月下旬にアクセス回線増強の予定。現在は夜中に非常に混雑している。東京からは主にNSPIXP2に100M、KDDに45Mで接続。川崎から東京までは1.5M。ISDN128k可能。普通?

残ったプロバイダー

mar_081.gif (120 バイト)KCOMグローバルオンラインジャパンmar_081.gif (120 バイト)DREAM★NETドルフィンインターネットネットラピュタPeopleHighway Internet (計7社)

mar_081.gif (120 バイト) 印はアクセスポイントの使用率が公開されているところ。


あちこちの掲示板で評判をリサーチ(1998.11)

 「プロバイダー情報」WebRing の参加サイトやそれぞれのリンクをたどって、ユーザーの評判を調べてみる。(あらかじめ、下調べは出来ているので、信用できるコメントを判別しやすい)

上記の8社の内、評判が良くないところや、気になった情報。

Highway Internet

川崎APは、それほど評判は悪く無いようだが、他地域でビジーの頻度などで不満が出ている。(Highway Internet殿、汚名を挽回したければ、情報を公開してください。)
*2月から公開されるようになりました

ドルフィンインターネット

海外は少しスループットが落ちるという話がちらほらとあるようだが、12MでIIJにつながっていことから、信用しがたい。対国内のルーティングの一部が、IIJになっている影響か?わからん。
サーバー関連が不安定という話はちらほらとあるし、お知らせにも出ている(公開する姿勢は良いが)。

 

最近、ユーザーの良質な生の情報が手に入らなくなってきたので、この辺であきらめてしまう。

 

今までの調査を踏まえて、なーんにも(または、それに近い程度)情報が無いところ

(ほんとに、情報が少なくなりましたね)

グローバルオンラインジャパン

2年前、どこぞの事情通なかたが、「技術レベル、速度、NetNewsの充実度共に昔から高水準」だと褒めちぎっていたLOGもあったが、信用しない。

ネットラピュタ

People

DREAM★NET


やっと決定(1998.12)

 Internet KDDに近く、アクセスポイントの使用率が公開されているKCOMに決定。お約束のKDD-セゾンカードを作って、\2,500/月に割引。IIJ4Uは解約し、BOGLOGEは\200/月のコースに変更。NTTは、INSテレホーダイを市内に変更し、エリアプラスを解約、タイムプラスを契約した。

 ちなみに次点は、アクセスポイントの使用率が公開されているDREAM★NET(ただし、1999年1月現在は混雑している)。

 そのほか、冒険するなら、グローバルオンラインジャパンネットラピュタPeople。この中ではPeopleが、対外バックボーンの太さで少し魅力あり。

 ちなみに、WebとMailサーバーは、別途\10,000/月で用意した。(当初の目的に対して、本末転倒な状態ではある。)


その後(総括)(1999.1)

露呈した欠点

感想と考察

 予定以上に時間がかかった。特に、ユーザーからの情報が少ないのが残念。
 とりあえず、ババをひく事態は避けられたが、コストパフォーマンスは平均レベルであった
 とにかく現在の川崎(044)は、良質なプロバイダーに恵まれているとは思えない。
 ODNとNEWEB(旧telewayシリウス)が、年末・年始にアクセス回線(川崎)の大量増強を行ったので、今後しばらくはこの2社を中心に、川崎のプロバイダー選びが行われると思われる。特に、ODNはテレホーダイ禁止のアクセスポイントを2月に開設するので、市内で全くつながらない事態は避けられるはず。


新たなる旅立ち1999

 2月に入って、スループットの低下もさることながら、接続した直後のメールのダウンロードが必ずと言っていいほどタイムアウトになる(メールサーバーはKCOMではありません)。アクセスポイントのビジーは無いものの、FrontPage98のリンク先チェックで正常なリンクがタイムアウトになるのはいただけない。

ということで、KCOMからの引越しを考えることにしました。

 こうなったら、気に入ったプロバイダーにめぐり合うまで、とことん放浪してみます。このサイトでは、おためし期間などを利用して、様子をうかがうことをお勧めしていますが、人柱の意味も含め、最低1ヶ月間はメインプロバイダーとして特に混雑する時間帯に使用してみることにします。

以前の候補の見なおし(1999/3/1)

 まず、以前の最終候補を見なおします。若干不公平だが、まず全国のアクセスポイントを見て、混雑が発生しているプロバイダーを除外。

グローバルオンラインジャパン、ネットラピュタ、People(計3社)

 すっかり、情報公開に積極的なプロバイダーが無くなってしまいました。(世の中これでいいのか?)

 次に、今回は一つの見方として、アクセスポイントの数と、バックボーンを調べてみる。情報公開をホームページで十分に行えていないところ(特にPeople)がほとんどなので、プロバイダーサーチを参考にした。

  グローバルオンラインジャパン ネットラピュタ
(ホームページに記載)
People
アクセスポイント 17 5 57
川崎-東京NOC 512k -> 12M 3M
NSPIXP-2 6Mbps    
NSPIXP-3 100Mbps    
その他 計 IDC(東京) 45M
IDC(大阪) 6M

計 51Mbps

AT&T Jens(東京) 3M
東京インターネット(東京) 3M

計 6Mbps

InfoSphere(東京) 100M
ITNet(東京) 100M
IIJ(東京) 1.5M

計 201.5Mbps

アクセスポイントあたりの帯域 9.2Mbps 1.2Mbps 3.5Mbps

 このデーターは1999年3月1日現在のデーターです。大体合っていると思いますが、少しaboutです。

 ちなみに、KCOMのアクセスポイントあたりの帯域は4.5Mbpsである。これらのプロバイダーは、全て固定料金制を3000円以下で提供しており、ユーザーの利用傾向も似ていると思われる。ただし、ネットラピュタは大阪にアクセスポイントを持っていない。

 で、アクセスポイントあたりの帯域が最も大きいグローバルオンラインジャパンに決定(3月19日)。気になる対国内は、IDC経由のルーティングもある模様。


GOLの状況など(1999/3/28)

 川崎のアクセスポイントは、深夜にビジーが発生することがある。(まさか、ここの影響?)

 スループットは、平日は許容範囲だが、土曜日などの深夜0時頃は我慢できない程度にまで低下することがあった。newsサーバーは、保持期間が短いが安定しており、川崎アクセスポイントとのスループットも問題無し。つまり、対外バックボーンにボトルネックがあると思われる。

 メールとWebサーバーは利用していないので不明。

 ここの呼びかけが通じたのか(?)Highway Internetのアクセスポイントアクセス状況*が公開された。川崎のアクセスポイントも増強されたこともあり、今後の候補に加える。

 So-netが「ぱわふるコース」(150時間定額\3000/入会\2000)をはじめたので、解約手続きが郵送なのが気になるが、これも候補に加える。アクセスポイントは増強直後のためビジーは無いようだ。

  NIFTYが6月から「150時間コース」(定額\3000)をはじめるので、これも候補に加える。

現在、残っている候補

ネットラピュタ、People、Highway Internet、So-net、NIFTY(計5社)


1999年4月16日の考察

 So-netは、毎日深夜にアクセスポイント利用率が非常に高くなっているので、様子見。

 約1000円安いODNやNeWebは、アクセスポイント利用率が下がってきたので、候補に加える。

 ただ、GOLも不具合が無くなってきたので、当分継続して使用することとした。

 INFOWEBも「150時間コース」(定額\3000)をはじめるので、これも候補に加える。

現在、残っている候補

ネットラピュタ、People、Highway Internet、NIFTY、ODN、NeWeb、INFOWEB

以上のうち、KCOMが芳しくないため、上流のNeWebは少し優先順位が低い。

また、今まであまり良い話を聞いていないため、心情的に優先順位が低いものを1つ含む。

保留

So-net


ちなみに1999年6月現在、GOLはスループット低下が原因でやめている。どこにしたかって?混むから教えなーい。(このページで公開すると本当に混むようです)


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